ダイエットや体のために避けてしまいがちな脂質や油が、近年、体内でさまざまな役割を担う必須の栄養素として注目され、上手にとり入れることで健康効果が高まることが知られてきています。
そんな脂質・油の中でも近年特に注目を集めているのが「MCT」と「オメガ 3(アマニ油・えごま油)」。 特にこの冬すぐにでもこの2種類の油を摂取することが大事なんだとか!
脂質や油の健康価値や日常生活でのとり入れ方を発信している「ヘルシーオイル・プラス・コンソーシアム」は、11月27日に「この冬知りたい!ヘルシーオイルの可能性」と題し、生活習慣病予防の指導を行っている専門家からMCTやオメガ3の健康効果と、なぜ冬に摂ることが必要なのかを詳しく解説するメディア向けの勉強会を開催しました。 その気になる内容をご紹介します!
そんな脂質・油の中でも近年特に注目を集めているのが「MCT」と「オメガ 3(アマニ油・えごま油)」。 特にこの冬すぐにでもこの2種類の油を摂取することが大事なんだとか!
脂質や油の健康価値や日常生活でのとり入れ方を発信している「ヘルシーオイル・プラス・コンソーシアム」は、11月27日に「この冬知りたい!ヘルシーオイルの可能性」と題し、生活習慣病予防の指導を行っている専門家からMCTやオメガ3の健康効果と、なぜ冬に摂ることが必要なのかを詳しく解説するメディア向けの勉強会を開催しました。 その気になる内容をご紹介します!
冬×MCTオイルで効率的に脂肪を燃焼させることが可能に…?!
まずは虎ノ門中村クリニック院長 中村康宏先生の、『身体活動の強さを示す指標「METs(メッツ)」から見たMCTの新たな価値とは』というテーマの講演。
MCT とは中鎖脂肪酸のことで、ココナッツやパームなどのヤシ科植物の種実に含まれる成分。
一般的な油よりも効率よく分解され、約4倍も速くエネルギーになるため、継続的に摂ると普段の生活を送るだけで脂肪燃焼できるのだとか。
ここでポイントになってくるのが、「METs」という身体活動の強度を示す指標。安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示すもの。
一般的な油よりも効率よく分解され、約4倍も速くエネルギーになるため、継続的に摂ると普段の生活を送るだけで脂肪燃焼できるのだとか。
ここでポイントになってくるのが、「METs」という身体活動の強度を示す指標。安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示すもの。
この指標を用いると、15分のジョギングよりも30分の徒歩通勤の方が消費カロリーが高くなり、日常生活に脂肪燃焼チャンスがたくさんあることがわかります。
ここで脂肪燃焼について、中村先生が解説。
脂肪燃焼には糖燃焼回路と、脂肪燃焼回路の2つがあり、人は活動すると先に糖燃焼回路を使うため、脂肪燃焼回路を上手く使えないと蓄積した脂肪は減らずにたまっていく一方なんだとか…。
しかし、MCTを継続的にとり入れると、脂肪燃焼回路を動きやすくしてくれる「ケトン体」が増加し、効率よく脂肪燃焼できるようになるそうです。
さらに冬は体温を上げるためにエネルギーをたくさん作ろうとするため代謝が上がりやすく、脂肪燃焼のボーナスタイムなんだとか!
「年末の大掃除はジムで軽く走るよりも消費エネルギーが高くなるので、脂肪燃焼の大チャンスです!」と中村先生。 MCTオイルは、まずは小さじ半分(2g)から空腹時を避けて摂り、加熱には不向きなことからできあがった料理にかけるのが良いそうです。
ここで脂肪燃焼について、中村先生が解説。
脂肪燃焼には糖燃焼回路と、脂肪燃焼回路の2つがあり、人は活動すると先に糖燃焼回路を使うため、脂肪燃焼回路を上手く使えないと蓄積した脂肪は減らずにたまっていく一方なんだとか…。
しかし、MCTを継続的にとり入れると、脂肪燃焼回路を動きやすくしてくれる「ケトン体」が増加し、効率よく脂肪燃焼できるようになるそうです。
さらに冬は体温を上げるためにエネルギーをたくさん作ろうとするため代謝が上がりやすく、脂肪燃焼のボーナスタイムなんだとか!
「年末の大掃除はジムで軽く走るよりも消費エネルギーが高くなるので、脂肪燃焼の大チャンスです!」と中村先生。 MCTオイルは、まずは小さじ半分(2g)から空腹時を避けて摂り、加熱には不向きなことからできあがった料理にかけるのが良いそうです。
MCT摂取がBMIが高めの方の日常レベルの脂肪燃焼を高める…?!
続いてヘルシーオイルの研究も盛んに行っている日清オイリオグループ株式会社の 基礎研究所第1課 渡邉愼二さんが、MCTの歴史とMCTが「BMIが高めの方の日常活動時の脂肪燃焼を高める」というエビデンスを紹介されました。
MCTは固まる部分はマーガリンなどの加工油脂食品に加工され、固まらない部分は廃棄されていたんだそう。この固まらない部分を研究・開発した結果、MCTで痩せるという現象を1955年に発見。1990年代中盤ごろまでは医薬品として流通していたんだそうです。
その後、積極的に食品への応用が展開され、2000年頃MCTを調理用油脂として使えるように同社が技術革新し、現在に至ります。
2000年以降、MCTがメタボ予防や体脂肪・血糖値を調節するなど新たな予防機能を発見。昨今は「非運動性熱産生(NEAT)」の減少に着目しています。NEATとは、日々消費するエネルギーのうち、運動(エクササイズ)以外の日常活動時のエネルギー消費のこと。近年、運動不足だけでなく、座位時間の増加や家事の省力化などにより、現代人のNEATが減少しているのだといいます。
そこで日清オイリオの研究チームはBMIが高めの健常男女28名にMCT2gを2週間継続摂取してもらい、その後の日常活動時の脂肪燃焼をキャノーラ油摂取と比較する臨床試験を実施。
その結果MCTを摂取した方が脂肪代謝が上がる、すなわち日常レベルの脂肪燃焼を高めてくれることが明らかになったそうです。
MCTは固まる部分はマーガリンなどの加工油脂食品に加工され、固まらない部分は廃棄されていたんだそう。この固まらない部分を研究・開発した結果、MCTで痩せるという現象を1955年に発見。1990年代中盤ごろまでは医薬品として流通していたんだそうです。
その後、積極的に食品への応用が展開され、2000年頃MCTを調理用油脂として使えるように同社が技術革新し、現在に至ります。
2000年以降、MCTがメタボ予防や体脂肪・血糖値を調節するなど新たな予防機能を発見。昨今は「非運動性熱産生(NEAT)」の減少に着目しています。NEATとは、日々消費するエネルギーのうち、運動(エクササイズ)以外の日常活動時のエネルギー消費のこと。近年、運動不足だけでなく、座位時間の増加や家事の省力化などにより、現代人のNEATが減少しているのだといいます。
そこで日清オイリオの研究チームはBMIが高めの健常男女28名にMCT2gを2週間継続摂取してもらい、その後の日常活動時の脂肪燃焼をキャノーラ油摂取と比較する臨床試験を実施。
その結果MCTを摂取した方が脂肪代謝が上がる、すなわち日常レベルの脂肪燃焼を高めてくれることが明らかになったそうです。
血流改善から美肌まで!今すぐ摂るべきオメガ3のスゴい効果
最後に工藤内科院長 工藤孝文先生から、『今年の冬こそオメガ3!からだの「めぐり」を整えて冬の健康課題を解決』というテーマでの講演が行われました。
オメガ3は体内で合成されない必須脂肪酸なので、意識して食事からとる必要があるんだそう。 オメガ3には、植物由来の「α-リノレン酸」と青魚に多く含まれる「EPA(エイコサペンタエン酸)」「DNA(ドコサヘキサエン酸)」の主に 3 種類があり、含有量としてはアマニ油やえごま油が最も多いのだとか。
そんなオメガ3には、細胞内外の水分や栄養、老廃物の出入りをスムーズにしたり、酸素を運ぶ赤血球がからだの隅々まで行き渡るようになり血流がよくなるなど、からだの「めぐり」を整えてくれる働きがあるのだそうです。
今年は夏からの異常気象が続き、脱水や自律神経の乱れにより、長期間血流が悪い状態が続いていると工藤先生。
実際に先生のクリニックにも頭痛や肩こり、冷え性などで来院する人が多く、また11月からは脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる病気の人も増えているそうです。 「めぐりを良くしてくれるオメガ3を早めに、今日からでも摂取しておくことが重要です。」と工藤先生が警鐘を鳴らします。
またオメガ3には肌の改善効果や、アレルギー症状(花粉症)の緩和、女性ホルモンを整えてくれる効果も期待できるのだとか!
継続的にオメガ 3 を食生活に取り入れるなら、EPA・DHA を肝臓で作ることができる α-リノレン酸が豊富なアマニ油、えごま油からの摂取がおすすめ。
アマニ油なら1日小さじ1杯を好きな料理にかけるだけ。また、たんぱく質と一緒に摂ることで効率よくオメガ3を吸収することができるのだそう。
「味噌汁に入れるとコクが増し、また納豆にかけるのもおすすめ!」と工藤先生が教えてくださいました。
MCTもオメガ3もかけるだけで健康効果が得られるもので、その手軽さにも驚き! 体調を崩しがちな冬、本格的に寒くなる前に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
オメガ3は体内で合成されない必須脂肪酸なので、意識して食事からとる必要があるんだそう。 オメガ3には、植物由来の「α-リノレン酸」と青魚に多く含まれる「EPA(エイコサペンタエン酸)」「DNA(ドコサヘキサエン酸)」の主に 3 種類があり、含有量としてはアマニ油やえごま油が最も多いのだとか。
そんなオメガ3には、細胞内外の水分や栄養、老廃物の出入りをスムーズにしたり、酸素を運ぶ赤血球がからだの隅々まで行き渡るようになり血流がよくなるなど、からだの「めぐり」を整えてくれる働きがあるのだそうです。
今年は夏からの異常気象が続き、脱水や自律神経の乱れにより、長期間血流が悪い状態が続いていると工藤先生。
実際に先生のクリニックにも頭痛や肩こり、冷え性などで来院する人が多く、また11月からは脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる病気の人も増えているそうです。 「めぐりを良くしてくれるオメガ3を早めに、今日からでも摂取しておくことが重要です。」と工藤先生が警鐘を鳴らします。
またオメガ3には肌の改善効果や、アレルギー症状(花粉症)の緩和、女性ホルモンを整えてくれる効果も期待できるのだとか!
継続的にオメガ 3 を食生活に取り入れるなら、EPA・DHA を肝臓で作ることができる α-リノレン酸が豊富なアマニ油、えごま油からの摂取がおすすめ。
アマニ油なら1日小さじ1杯を好きな料理にかけるだけ。また、たんぱく質と一緒に摂ることで効率よくオメガ3を吸収することができるのだそう。
「味噌汁に入れるとコクが増し、また納豆にかけるのもおすすめ!」と工藤先生が教えてくださいました。
MCTもオメガ3もかけるだけで健康効果が得られるもので、その手軽さにも驚き! 体調を崩しがちな冬、本格的に寒くなる前に、ぜひ取り入れてみてくださいね。