「姿勢がいいね」とほめられがちなストレートアーチタイプ

Beauty
パーソナルジム「ジルチ」を運営し、これまで1000人以上のトレーニングサポートをしてきた町田洋佑(まちだ ようすけ)さん。前回は日本人に一番多いといわれている「スウェーバックタイプ」について解説しました。今回は、「姿勢がいいね」とほめられがちなストレートアーチタイプについて詳しくお話していただきます。

「姿勢がいいね」とほめられがちなストレートアーチタイプ

ストレートアーチタイプの画像
出典:beauty-まとめ

こんにちは!トレーナーの町田洋祐です。第2回で、ストレートアーチタイプの特徴は、背骨がまっすぐで、いちばん姿勢がよいと見られがちなタイプだとお伝えしました。一見すると姿勢がよいため、骨格の欠点に気づかないことが多いのがこのタイプです。

第2回のおさらいですが、ストレートアーチタイプのチェック方法は、壁を背にして立ち、頭、背中、お尻、かかとを壁につけた状態で、壁と腰のすき間に手のひらが入る余裕がないことです。まずは、ストレートアーチタイプにどんな特徴があるのか部位別に見ていきます。

【特徴①背骨や首】メリハリのない体と前に出た首

首を押さえる女性
出典:画像AC

ストレートアーチタイプは背骨のS字カーブがなく、メリハリのない体です。体が全体的に硬く、力を抜くのが苦手な人が多いといった特徴があります。また体が後ろに倒れていることから、バランスを取るため、首が前に出ています。

【特徴②お腹・お尻・関節】腰を痛めやすく、硬い関節とたるんだお尻

腰を押さえる女性
出典:画像AC

ストレートアーチタイプの特徴は、お腹側の筋肉が強いため腰の筋肉が弱くなり、腰がダメージを受けやすいことです。また股関節をはじめ、全身の関節が硬くなっています。お尻の筋肉自体が下がっているため、お尻が四角い形になり、たるんで見えます。

【特徴③踵】靴の踵がすり減りがちに

前屈する女性
出典:画像AC

お尻の筋肉(大臀筋)と腿裏の筋肉(ハムストリングス)が常に縮んでいます。そのため、体の重心が後ろに傾き、靴の踵がすり減りがちです。踵自体も硬くなり、ひび割れになる場合もあります。スウェーバックタイプの人と同様に、ストレートアーチタイプの人は腿裏の筋肉が硬いため、前屈運動が苦手です。

ストレートアーチタイプのトレーニングポイント


さて、ではストレートアーチタイプの方はどんな部分に気を付けてトレーニングをすればよいでしょうか? 腰回りの筋肉が硬くなっているため、背中と腰の筋肉を伸ばすストレッチをやっていきましょう。

1 四つん這いになります。

2 息を吐きながら肩甲骨を広げるイメージで背中を丸めます。

3 肩甲骨を寄せ、体全体が下に落ちていくようなイメージで背中をなめらかに反らしていきます。


四つん這いの女性
出典:書籍『骨格ポジショニングダイエット
四つん這いで上を向く女性
出典:書籍『骨格ポジショニングダイエット

このとき、ひじが外に出ないように気を付けていきましょう。ひじはまっすぐにして背中だけを丸めたりのばしたりするイメージです。
10~15回が1セットです。まずはできる回数から続けていくようにしましょう。

ストレートアーチタイプは姿勢がいいと思われがちで、骨格の問題に気づきにくいタイプです。
腰を痛めることが多いので、エクササイズで、体をしなやかにしていきましょう。
次回はスパイラルタイプの特徴についてお話していきたいと思います。


骨格ポジショニングダイエット書影
出典:Amazon
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